「飲食店がコロナ渦最大の犠牲者」と意見広告 日本酒『獺祭』蔵元の想いを直撃
今回は自社というより、生産者、酒屋、飲食店などローカル地域経済をなんとかしたいという想いが強い。
■生活破綻の連鎖を防ぎたい
旭酒造が一番求めているのは「飲食店の営業時間の制限を、感染対策の状況に応じて、より合理的なものに見直す」こと。飲食店の多くは、自費で感染対策用のアクリル板や換気施設などを強化したが、酒の提供でさえままならない。
桜井一宏社長は、「コロナ渦による経営破綻と生活破綻の連鎖を、何とか防ぎたい。地域社会を支えている声なき多くの人たちの「命」も救いたい、そう願っている」と話す。
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■ローカル地域経済のために
担当者によると、旭酒造自身もコロナ渦の影響から売上は通常期の3割減。世間でささやかれる家のみ需要については、「家では家族の目が気になり、量を多く飲むことを避ける傾向がみられる。
そのため、飲食店の分をカバーすることはできない。幸い輸出が好調なため、海外用にシフトしているところ」と話す。
「今回は自社というより、生産者、酒屋、飲食店などローカル地域経済をなんとかしたいという想いが強い」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)