病床に伏す父のために自作した介護用具が話題 「枕もとの紙パックが倒れるので…」
「商品企画の盲点。もしかすると介護施設で売れるかも」といった声も。
特に女性から、「お弁当と一緒に注文すると、飲みきりサイズで可燃ゴミとして捨てることができるのでとても良い」と評判の紙パック製のお茶。その「手作り置き場」が話題を呼んでいる。
■ステンレス製の1点もの
投稿した折詰さんの実家は鉄工所。現在は兄が鉄工所を継ぎ、父は病床に伏しているという。嫁いだ折詰さんが、コロナ渦の影響もあり、1年ぶりに実家に帰省したところ、ステンレス製の「おーいお茶置き」が完成していたそうだ。
実家、鉄工所なのだが、久々に帰ったら親の寝室にすごいモン作って置いてあった。 pic.twitter.com/8Fk6HIwcpF
— 折詰 (@orioriorimoty) May 22, 2021
「頑固な職人気質の父が兄に、『枕もとのパックが倒れてしまうので、なんとかせい』とのリクエストをだしたところ、仕事の合間にステンレスを使って完成させた」と話す。
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■あらゆるリクエストにこたえる意地
普段からペットボトルではなく、紙パック製を愛用していることについて「父なりのこだわりだと思う。わたしたちには予想もつかない細かなこだわりがある」と語る。
また、「普段は兄が通って一人で父の介護を行っている。介護が終わってから実家に隣接する鉄工所で仕事。それでも父のあらゆるリクエストに意地でもこたえる兄に、一本筋の通ったものを感じる」と折詰さん。
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■介護施設にも売れそう?
返信欄には「きっと倒して、トイレに起きたときに踏んで面倒なことになっていたのだろうね」、「きちんと図面を引いた景色が見える。かっこいい」、「商品企画の盲点でした! 介護施設にも売れそう」といった声が寄せられている。
最後に折詰さんは、「元気な頃から、家族は全員父のいいなりなところがあった。さらに病状が悪化しつつあり、わがままがひどくなってしまった」と残念そうに語った。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)