九州自動車道でトラックが炎上・消防14台出動 タイヤバーストが原因か
消防は「白の10トン車のタイヤがバーストし、左後輪から炎と黒煙があがっている」との通報。
26日午前8時40分頃、九州自動車道・鳥栖ジャンクション付近で10トントラックが炎上した。しらべぇ取材班は、消防などから詳しい話を聞いた。
■左後輪から炎と黒煙
鳥栖・三養基(みやき)消防本部にとると、午前8時47分に県警から「九州道95.8キロポスト付近で、白の10トン車のタイヤがバーストし、左後輪から炎と黒煙があがっている」との通報が入った。
鳥栖ジャンクション車両火災注意!#九州自動車道 pic.twitter.com/ybS9MgFEXs
— JIMNY 4 LIFE@JB64YouTuber (@jimny4life) May 26, 2021
消防車両14台(うち救急車1台)が出動し、消火活動にあたっているが、午前10時20分現在延焼中。運転手にけがはなく、無事だという。10トントラックの所有者は、鹿児島県の産廃業者で廃タイヤを輸送中だった。
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■火災による渋滞も発生
産廃業者は、しらべぇ編集部の取材に対して「事故があったことは聞いたが、タイヤがバーストしたことも今知った状態で詳しいことはわからない。運転手は現場で事故対応中」と語った。
ネクスコ西日本によると、午前11時現在、事故現場付近は車線規制中で、3キロの渋滞が起きているという。しらべぇ取材班は、この事故に関する投稿をSNS上で42件確認。「黒煙がすごくて、爆発も起きた」、「火の手がものすごい」といった声があがっている。
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■過積載はなかったと産廃業者
タイヤのバーストとは、車の走行中に突然タイヤが破裂してしまう現象。ちなみにパンクは徐々にタイヤの空気圧がさがり、空気が減少することをいう。タイヤバーストの原因は、①タイヤの空気圧低下②過積載③タイヤの劣化などが考えられる。
なお、当該産廃業者は取材に対して、「過積載はなかった」と答えている。
JAFによると、2回の実験によって「空気圧不足がタイヤのバーストを早める」ということがわかったという。そのため、日頃からの空気圧チェックが重要だとしている。セルフ式スタンドでも、空気充填機が設置してあるため、日頃からのタイヤ点検を心がけたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)