菅首相、緊急事態宣言「延長」を今夜説明へ 五輪開催についても言及か
菅義偉首相は、緊急事態宣言の延長について今夜20時過ぎから国民に対して説明を行う予定だ。
菅義偉首相が、28日20時から緊急記者会見を行うことが明らかになった。今月末に期限を迎える緊急事態宣言「延長」を国民に対して説明する予定だ。
■緊急事態宣言の「延長」
14日に開かれた前回の会見では、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の対象地域の追加とワクチン接種の説明を行った菅首相。
今回は今月末が期限となっている北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県の緊急事態宣言の延長を発表するとみられ、期間の延長幅については、沖縄県の緊急事態宣言の期限である6月20日まで。
飲食店の午後8時までの時短営業や酒類の提供自粛は継続となるとみられる。
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■まん防も延長
さらにまん延防止等重点措置を適用している8県については、31日までが期限の埼玉、千葉、神奈川、岐阜、三重の5県は6月20日まで延長する方向で、6月13日までが期限の群馬、石川、熊本の3県は今回の延長を見送り、解除を目指す方針だ。
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■五輪開催を視野に
感染力が強いとされるインド変異株の拡大により、宣言延長後も感染を十分に抑制できない可能性が懸念されているが、東京五輪の開会式は7月23日であり、約1ヶ月前まで措置を続けることで、できるだけ感染を抑え込み、観客を入れての開催につなげる狙いもあると思われる。
国民からも不安の声が上がり続けている東京オリンピック・パラリンピックの開催、不開催ついても今夜の会見で言及するとみられる。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)