神戸市職員「懲戒免職」がトレンド入り 今年までに計50件の学歴詐称が判明
「決して許されることではない。今後万が一同様の職員が判明した場合には、当然懲戒免職になる」と人事担当。
■まだ学歴詐称職員がいる可能性
しかし、2006年度以降も、内部通報などで続々と学歴詐称が発覚し、今回で計14例目になるという。まだ、学歴詐称職員がいる可能性について、水道局人事担当は「神戸市職員は約2万1千人おり、全員を調査することは難しい」と話す。
今回懲戒免職になった職員は、匿名の通報が入ったことで、市が本人の同意を得て調査したところ、最終学歴が大卒だったことが判明。
市の調査に対して、「大卒の試験に合格するのは難しいと思った。(2006年度の調査にうそをついたことについては)免職になるのがこわかった」と話したという。
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■今後も当然懲戒免職
人事担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して「職員採用試験の信頼を大きく失墜させる行為で、決して許されることではない。今後万が一同様の職員が判明した場合には、当然懲戒免職になる」と話す。
また、「当該職員は職歴20年になるが、勤務態度に問題はなかった。そのため、労働の対価である給与の返還を求めるつもりはない」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)