神奈川県湯河原町でトラックがバス停の屋根に乗り上げ 目撃者から話を聞いた
10日午後2時39分に「バス停付近にトラックが追突し油がもれている」との119番通報が入った。
10日午後2時半頃、神奈川県足柄下郡湯河原町宮上地内で、ユニック車がバス停の屋根に乗り上げる事故が起きた。しらべぇ取材班は、目撃者や消防から詳しく話を聞いた。
■運転手は軽症
湯河原町消防本部によると、10日午後2時39分に「バス停付近にトラックが追突し油がもれている」との119番通報が入った。消防車両1台と救急車1台が出動し、運転手を町内の病院に搬送したが軽症だという。
外で凄い音って思って外出たら…当館から徒歩30秒ほどのバス停の所にトラックが❗❗バス停に待ってる人と歩いてる人が居なかったのが奇跡💦#湯河原#トラック事故#旅館まんりょう pic.twitter.com/NLwYmuDg8y
— 旅館まんりょう 若女将 (@manryou_okami) June 10, 2021
油もれも大丈夫だったため、消防は警察に引き継ぎ撤収。午後4時半現在、車両はそのままの状態で、警察による現場検証が続いている。
関連記事:札幌市で消防21台出動の火災発生 現場状況を目撃者と消防に聞いた
■急な坂から落ちたか
この事故を目撃した「旅館まんりょう」の若女将は、「午後2時半頃に、とにかくすごい音がした」と話す。若女将が道にでてみると、ユニック車がバス停の屋根を押しつぶしそうになっていたという。
「バス停の上にある急な坂のゆるやかなカーブをのぼりきれずに、落ちてしまったようだ」と若女将。
近くには万葉の歌碑や神社、足湯もあり、この時期ホタルを楽しめる「万葉公園」がある。ここを普段利用する人も多いとのことで、「とにかくバス停に人がいなかったことが幸い」と当時を振り返った。
関連記事:横浜の寺院から自動車が転落し消防車両6台出動 現場の状況を住職から聞いた
■閑散とする温泉街
この道沿いは、湯河原の温泉旅館街となっているが、新型コロナウイルスの影響から閑散としてしまっているとのこと。若女将は「コロナ渦でホタルなどのイベントがすべて中止になってしまったことも響いている」とこぼす。
最後に、「新鮮な海の幸を存分に楽しめる湯河原を忘れないでほしい」と切実に訴える。
・合わせて読みたい→中国道で9台が絡む事故で火災発生 目撃者などに現地の状況を直撃
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)