山頂で今年4回目の焚き逃げに自治体が怒りの投稿 火災も起きたマナー違反の事態
警察はパトロールを強化しており、立ち入り禁止時間に入った人に関しては捕まえる方針。
埼玉県飯能市にある天覧山は、標高が197メートルと低いため周辺を散策やウォーキングする市民に親しまれている。その山頂で今年4回目の焚き逃げが行われたため、市はSNS上で怒りをあらわにした。
■大災害につながる可能性
飯能市は公式アカウント上に「天覧山での焚き火については、山火事等の大災害につながる可能性があることから安全面を考慮して厳に禁止としており、焚き火禁止の看板を設置しております」と写真付きで投稿。
一昨日、天覧山山頂にて焚き火跡が発見されました。今年に入り4度目です。
天覧山での焚き火については、山火事等の大災害につながる可能性があることから安全面を考慮して厳に禁止としており、焚き火禁止の看板を設置しております。 pic.twitter.com/qMOq1mo1WH— 飯能市(観光) (@Hanno_kanko) June 15, 2021
市によると、この焚き逃げは13日に市民が発見したという。この市民がわざわざ掃除道具を取りに家に帰り、その後掃除したそうだ。これで1月11日、3月16日、同月30日に続き、今年に入って4回目の事態に。1月には大きな枝が燃やされており、ひどい状態だった。
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■警察も監視中
すべて埼玉県警による現場検証が行われており、この山の所有者である寺と市が連携して対策にあたっている。焚き逃げは夜に行われているため、4月26日から日の入から日の出まで立ち入り禁止とした。
警察はパトロールを強化しており、私有地でもあるため立ち入り禁止時間に入った人に関しては捕まえる方針。
計3カ所ある入り口すべてと山頂には、禁止事項が書かれた看板を設置。しかし、この看板を取り外し、林に捨てていった人物もいるという。警察は器物損壊も視野に、また今回捨てられていたペットボトルを押収している。