田村淳さん『あちこちオードリー』記事における問題点と経緯につきまして

6月3日にニュースサイトしらべぇが配信した田村淳さんについての記事。その経緯についてご報告するとともに改めて深くお詫び申し上げます。

ニュースサイトしらべぇでは、6月3日、『あちこちオードリー』(テレビ東京系)の番組レビュー記事を配信しました。

その内容、とりわけ不正確なタイトルワークによって誤解を招いてしまい、その結果、ご出演された田村淳さん、関係者の皆様、ファンの皆様に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。

田村さんからツイッターでご指摘を受け、ツイッターのリプライにて謝罪した後、記事は直ちに削除し、執筆したライターにヒアリングした経緯・問題点などを田村さんにツイッターDMにてご報告いたしました。

田村淳
(2021年6月15日/しらべぇ編集部にて撮影)

15日、編集長を務める私が本件について田村さんのYouTubeチャンネルとAbema Primeの取材を受け、あらためて謝罪するとともに経緯や背景などについてご説明いたしました。皆様にもその内容についてお伝えしたく、本稿をまとめました。


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■記事タイトルの問題点

2日夜に放送された『あちこちオードリー』は、『ロンハー』で育った世代であるオードリーのお2人の番組に先輩の田村淳さんが出演され、MC論、小学校の頃からの役回り、大学院で学んだ理由など、「人間・田村淳の半生が見える」ような放送回でした。

番組も終わりに近づき、若林正恭さんに「これは淳さん、もう総理大臣になるしかないですね」「日本を元気にすること以外なくなってこないですか? やりたいことが」と振られた田村さんは「でも、政治家はいつかはやりたいよね」と回答。

またその後、「なりたいっていうのは言ったことなくて。でも、なりたいっていうフィルターで世の中を見てる」と話が続いていきました。

この流れを描写した記事に、しらべぇでは「田村淳「政治家をやりたい」と明言し視聴者興奮 「初めて聞けた」」というタイトルをつけてしまいました。短い文章ながら、このタイトルには2つの問題点があったと考えております。


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■「いつか」を切り取り

6日にテレビ東京公式サイト『テレ東プラス』より配信された同番組レビュー記事のタイトルは、「ロンブー田村淳「政治家はいつかやりたい」  進行を任せられることに葛藤した過去も告白」となっています。

また、当社記事と前後して配信された他社メディアの記事タイトルも、「なりたいってフィルターで世の中を見てる」や「「政治家はいつかやりたいよね」告白」などと表現していました。

田村さんの発言は「いつかはやりたいよね」だったこと、また「なりたいっていうのは言ったことなくて。でも、なりたいっていうフィルターで世の中を見てる」と続けたことからも、タイトルから「いつか」というキーワードを省くべきではなく、また「明言」も不正確でした。

記事本文ではその発言の前後の経緯について触れているものの、「政治家をやりたいと明言」というタイトルだけが独り歩きしてしまうリスクと影響を慎重に検討すべきでした(記事全文は以下画像より/広告のみモザイク処理)。

なお、放送についてはParaviでもご覧いただけます


■独り歩きしたタイトルがまとめサイトに

しらべぇが杜撰なタイトルで切り取ってしまった記事は、シェアニュースジャパンというまとめサイトに拾われ、元の記事には全くなかった田村さんへの批判、悪口も合わせて編集されて、「田村淳さんが明言「政治家をやりたい」」とのタイトルでまとめ記事をつくられてしまいました。

当社では、政治や事件報道などについては是々非々の批判も行いますが、エンタメ領域においてはいわゆる「たたき記事」を配信しないことを編集方針としています。

これは、ネットニュースがエンタメ情報の生態系においてやるべきは、ポジティブな情報を伝えて「テレビ番組やタレントの方の価値を少しでもプラスにすること」「見逃し視聴やSNSフォローといった行動につなげること」と考えているためです。

しかし、その意図と全く逆の方向性のまとめ記事が拡散し、田村さんや関係者、ファンの方に不快な思いをさせてしまいました。慎重なタイトル編集を行っておけば、この二次的被害は防ぐことができたのではないか……と悔やまれてなりません。


■タイミングの問題も

15日には内閣不信任案も提出され、衆院議員の任期も近づいています。

田村さんが番組で「将来の人生論」を語ったのに対して、このタイミングで「将来の」というニュアンスが抜け落ちたタイトルの記事を配信してしまったことは、今のタイミングであらぬ憶測を呼びかねない、という意味でも大変申し訳なかったと考えております。


最後に、謝罪および経緯報告が遅くなってしまったこともお詫び申し上げます。タイトル以外の問題点についてもまとめ、4日に田村さんにお送りした経緯報告書も合わせて皆さまにご覧いただければと存じます。

今回の件を受け、単に「たたき記事・ネガティブな記事を書かない」ということだけではなく、「誤解を招く切り取りをしてないか」「プラスの価値や行動につながっているか」という視点からもより一層慎重な執筆・編集・校正を行っていく所存です。

※この記事は広告を非表示にする設定にしております。

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(文/しらべぇ編集長・タカハシマコト

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記事経緯
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