開催の最終局面迎えた東京五輪 小池都知事は「安心・安全な大会」に自信
問題が山積みの東京五輪・パラリンピック。小池都知事が観客の上限についてコメントした。
18日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。開幕が迫ってきた東京五輪についての見解を述べた。
■五輪の観客数は…
会見終盤、記者から「政府分科会の尾身茂氏が東京五輪無観客開催を求めているが、この点についてどのように考えるか」との質問が飛ぶ。
それに対して小池都知事は、「いろいろと考えられてのご提言だと思いますし、専門家のご意見として拝聴していくことが必要かと思います。こうしたご意見を踏まえて、国や組織委員会ともに対策の具体化をさらに進め、安全安心な大会の準備を着実に進めていきたい」と説明。
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■イベント上限に従う
東京五輪の無観客開催については尾身氏だけでなく、小池都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会も公約で掲げている。
これに対して関与しているのかと質問されると、「一言一言の文言については聞いておりませんが、『無観客も…』という考え方については聞いております。ただ観客の上限についてはルールとして、イベント上限に沿って決めていくということになっております」と回答。
基本的には観客を入れての開催を考えているようだ。その一方で、急激な感染拡大などの変化があった場合は、柔軟性を確保していく必要があるという。
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■問題山積みの東京五輪
開幕まで約1カ月となった東京五輪だが、まだまだ問題は山積みとなっている。
23日には反五輪団体のデモ隊が集結し、東京都庁の完全包囲を計画しているという報道も出ている。はたして無事に開催を迎えることはできるのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)