人類の背徳感を刺激するボタンが話題 「無限に押しちゃう…」と驚きの声も
近頃ツイッター上で、密かに話題となっているエレベーターのボタン。驚きのポテンシャルが秘められており…。
■とある天才の発想からスタート
まずは商品企画の発端について尋ねてみると、「会社のエレベーターに乗って目的のフロアボタンを押したときに、この商品を思いつきました」「エレベーターボタンは、老若男女が日常的に利用する親しみのあるモチーフです」という模範的な回答が返ってきた。
と思いきや、次の瞬間には「そしてエレベーターの『緊急呼び出しボタン』は、緊急事態でなければ押してはいけないはずのボタン。でも『どんな音がするのか聞いてみたい』と、こっそり思っている人は少なからずいるはずです」と、緊急呼び出しボタンの魅力について熱く語り出したではないか。
なおこちらの要素に関し、担当者の口からは「背徳感の解放」というエッジの効いたワードも飛び出しており、記者がこれまでに出会った人物の中で「最も緊急呼び出しボタンについて熱弁した男」と称するにふさわしい熱量を放っていた。
つまり、こちらの商品は「親しみのあるモチーフ」の中に秘められた「背徳感」を解放できる上、複数のパーツを連結させるというコレクション要素をも兼ね備えた「魔性のガシャポン」なのである。
なおツイート投稿主・ぱんくまさんも「呼び出しボタンのみ音が鳴るのですが、今まで押したことがなかったので『こんな音が鳴るのか…』と驚きました」と、困惑つつも興奮した様子を見せてくれた。やはり普段押す機会がないこちらのボタンには、抗いがたい魅力が秘められているようだ。
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■最もこだわったポイントを聞くと…
続いてIP4担当者に、同商品の最もこだわった点について質問すると「ずばり、連結ですね」「エレベーターボタンは繋がれば繋がるほど『操作パネル』感が増します」と即答してくれた。
各ボタンパーツは上下、左右の4方向に連結できるよう凹凸のサイズや位置を工夫しており、「小さなお子様がいらっしゃるご家庭の家の床によく敷かれている、繋げられるフロアマットを参考にしました」というコメントも。たゆまぬ研究の結果、凹凸のかみ合わせが「キツすぎず、ゆる過ぎず」な絶妙なバランスを実現することに成功したのだ。
細部までこだわり抜かれた同商品は全国のカプセルトイコーナーにて好評発売中だが、あまりに好評すぎて既に品切れの場所も。見つけたら、迷わずガシャポンを回しておこう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)