児童5人死傷トラック事故、一文字違いの会社に電話が殺到 「人殺し」と罵倒も
千葉県八街市で起こった痛ましいトラック事故。そうした中、容疑者とは無関係の茨城県の南部株式会社に問い合わせの電話が殺到する事態に。
■「人殺し」と言われることも
電話の内容は、ワンコールで切る、無言電話の他、「人殺し」「お前の会社では昼間から酒を飲んでもいいのか」といった内容の電話がくることもあるという。事故とは無関係でありながら、一方的に「人殺し」と言われるのは苦しいはず。
取材に応じた担当者にも子供がおり、今回の事故について「自分の子供がもし被害に遭ったらどうだろうと考えて悲しい気持ちになった」とした上で、「人殺し」と言われる電話について「まったく関係ないところで言われてしまってつらいものはある」と話している。
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■誤った情報で行動しない
たった一文字の違いで、業務に支障が出るほど対応に追われている同社。今回の件に限った話ではなく、ネットで拡散されている情報や、自分が見ている情報が正確なのか、いま一度気をつけていきたい。
また、多くの人が、今回の痛ましい事故に憤りや悲しみを抱いているはず。しかし、それがワン切りや無言電話や「人殺し」などの電話に至ることは本当に正しい行動なのか、考えるべきだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・二宮 新一)