熱海市の土石流で20人安否不明 静岡県内では連続雨量823ミリを記録
土石流は、地区にある伊豆山神社から南東方向に600メートル離れた海にまで流れているという。
静岡県によると、3日午前10時半頃静岡県熱海市伊豆山地区で土石流が発生し複数の住宅が流された。警察や消防、自衛隊などが救助作業を行うとともに詳しい状況の確認を進めている。
■安否不明者およそ20人
県危機管理部によると、熱海市伊豆山地区で発生した土石流で2人が心肺停止、安否不明者がおよそ20人いるとみられているという。御殿場市にある陸上自衛隊板妻駐屯地の第34普通科連帯の隊員30人が現場に午後到着し、安否不明者の捜索にあたっている。
土石流は地区にある伊豆山神社から南東方向に600メートル離れた海にまで流れている。そのため、海上保安部も捜索に加わっている。
関連記事:足利市の山火事を見物する野次馬に非難の声 実態を市に聞いた
■重機も出動中
現場には重機も出動しており、静岡県熱海土木事務所はしらべぇ編集部の取材に対して、「工事課全員が現場に入っている」と述べた。
【重要】引き続き(国)135号の全面通行止めのお知らせです。
熱海市中央町((主)熱海函南線との交差点)から
熱海市泉(神奈川県との県境)まで全面通行止めです。 pic.twitter.com/LYHEvuZbet— 静岡県熱海土木事務所 (@shizuoka_atado) July 3, 2021
土石流の影響から、国道135号線の熱海市中央町から熱海市泉まで、全面通行止めとなっている。