熱海市の土石流で20人安否不明 静岡県内では連続雨量823ミリを記録
土石流は、地区にある伊豆山神社から南東方向に600メートル離れた海にまで流れているという。
■連続雨量823ミリ
富士市では、1日午前0時から3日午後2時までに連続雨量823ミリを記録。河津町では同雨量590ミリに達した。また、沼津市大岡黄瀬川沿いの家屋1棟が流出したが、住んでいた2人は事前に避難しており無事だった。
3日午後2時現在、御殿場市で22世帯が床下浸水、裾野市では1世帯の床下浸水が確認されている。
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■繰り返し発生
土石流は、大雨で崩れた土や石が、水と一体となって一気に流れ下る現象。流れ下る速度は時速20キロメートルから40キロメートルと、自動車並みに速く、土石流が発生してからでは避難するのが難しい現象だ。
勾配が急な川や谷があるところや、谷の出口にある扇状地と呼ばれる場所で起こる。また、火山灰が堆積した地質でも発生する恐れがある。土石流は一度発生すると、繰り返し発生することがあるため、警戒が必要となる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)