熱海市の土石流で20人安否不明 静岡県内では連続雨量823ミリを記録

土石流は、地区にある伊豆山神社から南東方向に600メートル離れた海にまで流れているという。

2021/07/03 19:15



■連続雨量823ミリ

熱海市土石流

富士市では、1日午前0時から3日午後2時までに連続雨量823ミリを記録。河津町では同雨量590ミリに達した。また、沼津市大岡黄瀬川沿いの家屋1棟が流出したが、住んでいた2人は事前に避難しており無事だった。

3日午後2時現在、御殿場市で22世帯が床下浸水、裾野市では1世帯の床下浸水が確認されている。


関連記事:橋田壽賀子さん死去、『渡鬼』泉ピン子が別れの時を回顧「最後に目を…」

■繰り返し発生

土石流は、大雨で崩れた土や石が、水と一体となって一気に流れ下る現象。流れ下る速度は時速20キロメートルから40キロメートルと、自動車並みに速く、土石流が発生してからでは避難するのが難しい現象だ。

勾配が急な川や谷があるところや、谷の出口にある扇状地と呼ばれる場所で起こる。また、火山灰が堆積した地質でも発生する恐れがある。土石流は一度発生すると、繰り返し発生することがあるため、警戒が必要となる。

・合わせて読みたい→災害発生時のツイッター活用術が話題 「これは素晴らしい」「拡散せねば」

(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

静岡県心肺停止土石流
シェア ツイート 送る アプリで読む

編集部おすすめ


人気記事ランキング