ビートたけし、中国での映画公開の苦労明かす 「キーになるシーンがカット」
『Nキャス』でビートたけしが中国の検閲に引っかかった経験を明かす。「キーだと思うシーンだけど…」とボヤキも。
3日に放送されたTBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』にビートたけしが出演。中国で映画公開するにあたって苦労した経験を明かした。
■中国ではコンテンツの制限が厳しい
番組では、中国でアニメをはじめとするエンタメ産業が急速に発展していることを特集。国策として、エンタメを後押ししていることで、世界的にも注目を集めている。
VTRが終わると安住紳一郎アナがゲストの中国トレンドマーケッターの黃未来(こうみつ)氏に「中国エンタメ業界の長所と短所を教えてください」と問いかける。
黃氏は、「メリットは、確実にお金を持っていること」とあげつつ、「デメリットはいろいろですけど、1番は検閲があること」という。中国では、作品が完成と必ず政府の検閲が入ることから挑戦したテーマでのアニメ制作が行えないようだ。
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■たけしも経験が
映画監督としても世界的に活躍するたけしも「おれのも中国でやったときに検閲にひっかかった」と明かす。
日本では1999年に公開された『菊次郎の夏』のワンシーンがカットされてしまったようだ。たけしは「自分ではそのシーンがキーになるシーンだけど、それはダメってカットされた」と語っている。
検閲に関しては、「これがダメ」と明確に決まっているわけでなく、その時々で引っかかる可能性があるため、慎重にならざるを得ないようだ。
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■中国の急成長に驚き
中国のエンタメが急上昇しているというニュースに視聴者たちは「中国だいぶ変わったんだな。10年前のイメージで止まってた」「国策で映画やアニメ作ってるんだ。資金も土地もあるしすごい」「マネーパワーが本当にすごい」といった声が寄せられた。
さまざまな分野で世界的なレベルまで急成長を見せる中国。日本のアニメは大人気だが、抜かされないような努力も必要なのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)