コンビニでレジ袋を買った客 「まさかの要求」に店員も困り果てる…
コンビニ店員が遭遇した、有料レジ袋の返金トラブル。法的問題点や店側が取るべき対応について、弁護士にも取材しました。
■レジ袋の代金は…
また、「民法では、契約の拘束力を破るためには例えば詐欺だったり、強迫だったり、一方が義務の負担を行なっていない事情が必要となりますが、本件では厳密にはこれがありません」と齋藤弁護士。
そのため、「『もう取り消しできません』と話をしていただいて問題なく、(レジ袋の)代金の請求にも何ら問題ありません」という。
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■気が変わっても買って損はないはず
ちなみに、しらべぇ編集部が2020年7月に全国の10代~60代の男女2,168名を対象に「レジ袋の購入」に関する意識調査を実施したところ、全体で18.1%の人が「有料化後もコンビニのレジ袋を買い続ける」と答えていた。
「人が待っている中で袋詰め作業をするのがイヤ」「ゴミ袋として必要」など、様々な理由からあえて購入している人も少なくない。途中で気が変わったとしても、袋詰めサービスが受けられたことに感謝し、レジ袋の活用方法を模索すべきだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・越野 真由香 取材協力/齋藤健博弁護士)
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)