自販機でアイスを買おうとしたら… 衝撃的ラインナップに「天国かな?」と反響再び
かつて渋谷の街中に出現した衝撃的な自販機。あまりに偏ったラインナップが、再び注目を集めている。
■じつは自販機以外もスゴかった…
まずは自身も生粋のチョコミン党員である無無田に話を聞くと、件の自販機は最近発見したのでなく、2019年に渋谷モディにて見かけたものだそう。しかし2年前に撮影した写真…ということで、本人も記憶が定かでない模様。
そこで続いては江崎グリコに取材を敢行したところ、こちらの自販機は2019年8月1日より期間限定でオープンした「チョコミントスクエア」にて設置された自販機であることが分かった。
こちらでは「チョコミント色」に統一された空間の中に、件のチョコミントアイス専用自販機や、特大チョコミントアイスのオブジェが設置されたりと、まさにチョコミン党員からすれば「楽園」としか思えないシチュエーションを展開。多くのユーザーが、チョコミントの魅力にどっぷりと浸かっていたのだ。
関連記事:カントリーマアムが「とんでもないデカさ」で登場 ファンなら絶対に買うべき理由
■意外な年齢が判明?
チョコミント味も展開するセブンティーンアイスの販売が開始されたのは、1983年のこと。当時はショーケースでの販売から始まり、我々にとって馴染み深い自販機タイプが登場したのは1985年からだという。
チョコミントアイスの「歴史」について尋ねてみると、なんと1983年のレビュー当時は「チョコミント」でなく「ペパーミント」というチョコミントの先駆け的存在の商品であったことが判明。
チョコミントスクエアを担当した、名実共に「チョコミントガチ勢」であるアイスクリームマーケティング部の担当者は、「1990年には初代チョコミントがデビューしました」「以降、時代に合わせて改良を重ねながら現在に至っています」と、チョコミントの歩みについて詳しく説明してくれた。
なお現行商品は、今年春にリニューアルされたばかり。そのポイントについては「より色鮮やかで、チョコミントの美味しさが楽しめるようになっています」とのことだ。
関連記事:リンガーハット 長崎ちゃんぽんの「麺増量無料サービス」を終了へ
■江崎グリコの「チョコミント愛」がガチ
続いては、「セブンティーンアイスのチョコミント」ならではの魅力について聞いてみる。かつては「一部ユーザーにのみ非常に支持される」というピーキーな人気を誇っていた同商品だが「現在では老若男女問わず、ファンが多い商品となっています」と、担当者も笑顔に。
「その理由は味のバランスの良さですね」「ミントが強すぎたり、チョコが悪目立ちしたりせず…個人的には『ミント風味でスッキリした後味が楽しめる、クリーミーで美味しいチョコチップ入りアイス』というのが正直な感想です」と、その魅力を語る。
また「昔一部の人に言われていた歯磨き粉味なんてことは全くありません」「そこがこの商品の特徴で、誰もが楽しめる要素かと思っています。私も大ファンです!」と、チョコミント愛を感じさせる熱いコメントもみられた。
また少なからずチョコミントの味に抵抗を示している人はいることに対しても寛容で、「賛否両論があるというのは、会話の糸口を生むことが出来る最高の状態だと思っています」と持論を語り出す。
続けて、「自分が好きなチョコミントを未経験の友人・知人が食べ、魅力を感じてくれたなら親密度も一気に深まるでしょうし、たとえ苦手であったとしても相手の事をもう一歩踏み込んで知れるチャンスになります」「他のフレーバーじゃ、こうは行きません。それがチョコミントならではの魅力です」と、我々チョコミン党員の気持ちを余すことなく代弁してくれた。
独特な風味だからこそ、他の味にはない魅力が存在し、コミュニケーションの糸口にもなり得るチョコミント。まさに「個性」や「多様化」が尊重される現代にぴったりなアイスクリームではないだろうか。
・合わせて読みたい→リンガーハット 長崎ちゃんぽんの「麺増量無料サービス」を終了へ
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)