岐阜の名もなき「モネの池」は奇跡の結晶 池を整備した人と撮影者に聞いた

睡蓮が咲く時期は6月頃からお盆までで、コロナ前は多い日で約5,000人が来場。

2021/07/08 16:05


モネの池

LiSAの出身地としてもおなじみの岐阜県関市内にある、名もなき池は通称「モネの池」と呼ばれている。パリ郊外には印象派絵画のクロード・モネが晩年を過ごした家が今もそのままあり、日本びいきだったモネの名作『睡蓮の池と日本の橋』のモデルとなった風景を見ることが可能。

関市の池もその名作にそっくりなのだ。



■生きものや自然への配慮

その池を撮影したあゆきさんは、レコーディングエンジニアが本職だが、写真が趣味で写真関係の仕事も受けている。モネの池を撮影したのは、6月23日早朝。

「生きもののことをしっかり考えて、すみかと撮影のポイントをしっかり区別して池を管理しているところが、とても素敵」と話す。また、「生きものや自然に対しての配慮がとてもよくなされていると感じた」と述べた。


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■奇跡の結晶

モネの池のすぐそばにある「フラワーパーク板取」の小林代表は、「この池は偶然が重なってできた奇跡の結晶のようなもの」と話す。昔から地下水が湧いていた池に1999年、小林代表や地域の人たちが協力しあって、睡蓮(すいれん)を約300本植えた。

この地域は水晶の産地にもなっており、池の底は石英(せきえい)で白い。また、このあたりでは古くから各家庭で鯉を飼っていたため、この地を離れる人が飼っていた鯉をこの池に放して行ったのだという。


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■池の底まで見える

この地区は旧稲取村で、合併し関市となった経緯がある。そのため、地域おこしの一環としてフラワーパークやモネの池、あじさいロードなどを地域の人々が協力しあって整備。モネの池は地下の湧き水が入り、排水口もあり自然と流れ出ていくため、透明度が高い。

また、自然環境の影響から水面に光が反射せずに、底まで見える。このような池は全国的にも珍しいとのこと。

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■全国から多くの人
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