新宿バルト9でイタズラ行為が続出 予約座席を使い「100ワニ」の文字も
9日から『100日間生きたワニ』の上映が開始。しかし、新宿バルト9でイタズラが相次ぎ、注意喚起文を掲示した。
8日、映画館・新宿バルト9が座席予約サイトKINEZOの利用に際して、イタズラで席を取る行為に注意を呼びかけた。
■座席予約を使ったイタズラが横行
漫画家のきくちゆうき氏がツイッター上で連載し、社会現象ともなった人気漫画『100日後に死ぬワニ』がアニメ化された映画『100日間生きたワニ』が9日から上映開始。
同作は上映前から映画レビューサイトにて、本編とは一切関係がないレビューが書かれるなど、悪質なネットユーザーからの荒らし行為を受けていた。
中でも注目されたのが、新宿バルト9の座席予約システムを利用した荒らし行為だ。『100日間生きたワニ』の予約座席を「100ワニ」の文字の形に沿って埋めるというイタズラが起こった。
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■新宿バルト9が注意喚起
こうした行為を受け、新宿バルト9は8日、「KINEZO予約についてのご注意」と題した文章を公式ページに掲載。
「鑑賞意思のない予約と判断される場合、事前の通知なくキャンセルとさせていただきます」とし、「規約に反する行為で当劇場に著しい損害が生じる場合、警察への届け出を行っておりますので、ご留意下さいませ」と呼びかけている。
なお、一連の騒動について新宿バルト9について問い合わせたものの、回答は得られなかった。
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■極めて悪質な行為
『100日間生きたワニ』の上映当日に、しらべぇ編集部が新宿バルト9を訪れ、9日と10日の上映回を確認したところ、ほぼ座席は通常通りとなっており、イタズラの痕跡が残る上映回は1つだけになっていた。
今回の荒らし行為をした人は「軽いノリ」だったのかもしれないが、同社だけでなく上映を楽しみにしている多くの人々に迷惑をかける極めて悪質な行為であることを自覚すべきだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・北田力也)