給食のパンをのどに詰まらせ小5児童が意識不明 佐渡市教委に状況を聞いた
新潟市内の病院にドクターヘリで搬送されたが、医師は「パンによる窒息」と診断しているという。
新潟県の佐渡市教育委員会は、市内の小学校で5年生の男子児童が給食のパンをのどに詰まらせて意識不明になったと8日に発表。9日午前も意識不明の状態が続いている。
■AEDを装着したが
佐渡市教委学校教育課によると、男児は7日午後0時20分に給食を食べ始めたが、5分経過後に口の中のパンを吐き出したという。男児の異変に気づいた担任が男児と教室から廊下に出て、背中をたたくなどすると再びパンを戻した。
その後だんだんと意識を失っていったため、ほかの児童が養護教諭を呼びに行った。養護教諭はAEDを持参し、装着したが「電気ショックは不要です」とのメッセージが流れた。
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■丸形の米粉パンを食べた
教諭が救急隊員が到着するまで心肺蘇生を続け、その後市内の病院で応急処置を実施。意識が戻らないため、新潟市内の病院にドクターヘリで搬送された。
医師は「パンによる窒息」と診断しているという。児童が食べたパンは直径10~12センチ、厚さ3~4センチの丸形で、佐渡市内の米粉が使用されたもちもちとした食感の米粉パンとのこと。