「男の子に届きますように」 素敵なローカル線写真を公開した撮影者の意図とは
丹後鉄道の駅で撮影された写真。ホームで列車を見送る男の子に車掌さんが手を振り返している。
カメラがあれば始められる手軽さから、多くの人が趣味として楽しんでいる写真撮影。人物や建物などの被写体ではなく、列車などの鉄道をテーマにした鉄道写真の撮影を楽しむ人のことを世間では「撮り鉄」と呼ばれており、人気のジャンルでもある。
今、ネット上ではとある駅で撮られた1枚の写真が話題だ。
■「この写真が男の子に届きますように」
話題となってるのは、ツイッターユーザー・青回さんが11日に投稿した写真。
駅のホームで手を振って列車を見送る男の子に、車掌さんが手を振り返しているという情緒あふれる素敵な写真だ。投稿には「いい写真ですね」「ホッとする光景」「これぞ、日本の残したい風景です」と称賛の声が寄せられていた。
写真は京都丹後鉄道で撮影されたようだが、投稿には「この写真が男の子に届きますように」とコメントされている。しらべぇ編集部は青回さんに詳しい話を聞いてみた。
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■二俣駅のホームで
京都丹後鉄道は京都府北部の丹波、丹後地域と兵庫県北東部の但馬地域を走る鉄道で、舞鶴市と宮津市を結ぶ「宮舞線」、宮津市から与謝野町、京丹後市を経て、兵庫県の豊岡市を結ぶ「宮豊線」と、福知山市と宮津市を結ぶ「宮福線」がある。
撮影のため、宮福線の二俣駅を訪れたという青回さん。駅のホームで男性と小さな男の子が電車を見ていたそうで、その光景をかわいいなと思いながら眺めていたとのこと。
男の子が電車に手を振っていた姿を写真に収めようとした時、電車の車掌さんが男の子に気付き、手を振り返した瞬間を撮影したものという。