カシマスタジアムでの児童・生徒五輪観戦に賛否 教委は「決して強制参加ではない」
「学校連携観戦プログラムは、決して強制参加ではない。悪のようなイメージを持たれてしまっているのが残念」と教委。
東京五輪サッカー競技が行われるカシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)で、児童生徒らのみが観戦を認められる決定について、賛否両論の意見があがる事態となった。鹿嶋市教育委員会などには、抗議の意見も寄せられている。
■約3,900人が参加
茨城県と大会組織委員会は8日、男女1次リーグ計3試合のみ「学校連携観戦プログラム」を活用した児童・生徒・教職員の観戦容認で合意した。鹿嶋とつくばみらい両市の小中学校と県内の私立高計23校の児童・生徒ら約3,900人が参加予定となっている。
このうちの3,642人は鹿嶋市内の小中学校18校(県立付属中含む)だ。
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■欠席扱いにはならない
鹿嶋市教育委員会によると、保護者に対してプログラム参加への意向確認を先月17日締め切りで実施。市内の全児童・生徒4,921人中3,081人が参加の意思を示した。
同様に教職員655人中561人から参加の意向が示された。このプログラムは学校行事として実施されるが、新型コロナ感染への懸念がある場合は、欠席扱いとならない。