元メイドの「レジ金窃盗」「金庫破り」事件　釈放後の無神経ツイートに物議

秋葉原で発生した元メイドによる窃盗・レジ金横領事件。取材をすすめると「金庫破り」まで試みようとしていたという。

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2021/07/17 05:15

■店長時代にも横領か

レジなどにはさらに金が入っていたが、“バレない程度”に抜き取っていたのが今回の事件の根深さを感じさせる。

被害届提出後、警察の捜査が進み、5月13日に逮捕。女は今回の容疑とともに、過去も侵入しては少額の現金を抜き取っていたことを認めた。

しかし過去の事例は自白以外の証拠がないため不起訴。オーナーいわく、「わかっているだけでも合計20万円以上」という。女の在職中には、売上金や買い出し用資金の不足が頻発しており、「…偶然なのか、よく本人から報告を受けていました」というエピソードも明かしてくれた。

■漏れ伝わる「金のトラブル」

過去、女と一緒に働いていたとある女性スタッフは、「次のバイト先である飲食店でも金に困っていたのか30万円近い金を店主に借りていたと聞きます。その後、今回の事件が明るみに出て解雇されたようです」と明かす。

前出のオーナーは、「彼女が精神的に病をかかえていたのは事実です。幼い頃、児童虐待、育児放棄を受けており、小学校すらまともに通えなかったと打ち明けていました。その分家事のレベルが非常に高く、掃除や洗い物をしっかりしてくれる頑張り屋。ちゃんと職業訓練を受けて、秋葉原じゃない場所で社会復帰してほしいと心から望んでいます」と、怒りの中にもどこか女を見捨てられないという本音も。

釈放された女は「1年かけて20万円を返済する」と裁判で語ったという。コロナで観光客が激減し、逆風が吹く秋葉原のメイドカフェ業界。いまこそ一丸となって頑張る時に、起きてはいけない事件が起きてしまった。

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（取材・文／しらべぇ編集部・キモカメコ佐藤）