ランチで訪れた飲食店、メニューを見て衝撃走る 「無限定食」の謎がいま明らかに
どこか見覚えのある店名とメニュー名で話題となったエビスの飲食店。ランチ時に訪れると、店から出ることが不可能となってしまい…。
■「竃ごはん」の魅力を引き出す最強メニュー
まず紹介する主菜は「トロ鯖糠(ヌカ)漬け炭火焼」(税込1,200円)である。こちらは12時間ほど糠につけた鯖を使用しており、皮にも味が程よく染み込んでいるのが印象的。
魚肉部分と竃ごはんの愛称は言うまでもなく最強なのだが、「皮とごはん」だけでも十二分に美味しいという奇跡が実現してしまっている。料理長に尋ねたところ、同メニューが一番の人気だそうで、それも納得のクオリティである。
副菜の8品も全てが絶妙に良い働きをしており、個人的には定食の味を引き締めてくれる「明太子」と、締めに美味しく味わいたい「とろろ」がお気に入りだ。
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■「竃ごはんの魅力を引き出す」という信念
続いて紹介するのは「お造り五種盛り」(税込1,400円)で、鮪や鰆のタタキなど、5種類の刺身が登場。魚の品目は時期によって変化するため、注文する度に「新たな出会いがある」という何とも夢のあるメニューに仕上がっている。
口の中で刺身と竃ごはんが溶け合う美味さは、まさに筆舌に尽くし難く、刺身ひと品を食べきるために茶碗半分もの白米を消費してしまう。そういった明らかな配分ミスをもフォローしてくれる「無限定食」のお代わり制度に、何度感謝の気持ちを覚えたことだろうか…。
竃ごはんの魅力といえば、やはり独自の甘みと旨み。竃全体に熱が均等に伝わるため、炊飯器を使用した際とは全く異なる風味に仕上がるのだ。
なお定番メニューや月替りメニューの「決め手」について尋ねると、料理長は「季節感を大切にしていますね。例えば8月は暑さが厳しいので、スタミナのつくメニューを検討しています」「しかし絶対条件としているのは、竃ごはんの味を最大限に引き出すメニューであること、ですね」と、笑顔を浮かべつつ答えてくれた。
竃ごはんのエキスパートによる絶品料理の数々を、ぜひその舌で体感してほしい。
【店舗紹介】
「竈ごはんと炭火焼 治郎」
東京都渋谷区恵比寿西1-13-2 サンキビル 2F
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)