八丈島に約700キロ離れた三陸からカゴ漂着 「いつ流されたものか」調べてみると…
「確かに八丈島の海岸には、ハングル文字のペットボトルなども流れ着いている」と都職員。
昨年12月東京・八丈島に、2011年の東日本大震災の津波で流された宮城県気仙沼市の小型漁船が流れ着いた。長さは5メートルほどで、船の中はサンゴのようなもので覆われていた。そんな中、今月中旬に相次いで気仙沼市と岩手県釜石市のカゴが漂着した。
■今月相次いでカゴが漂着
発見した草野さんによると、今月16日に気仙沼市と書かれたカゴが、17日には釜石東部のステッカーが貼られたものが相次いで八丈島の海岸に漂着したという。
八丈島から664キロ離れてる気仙沼からの漂流物が、
これってもしかしてあの時の…
それなら世界何周かして流れ着いたのか… pic.twitter.com/J9SfaErU5v— 草野@離島でスローライフを極める20代 (@takutore0318) July 16, 2021
「これがもし震災のものだとしたら、誰かの大切なものがまだ見つからないままの可能性も考えられる。この島に流れ着きやすいのなら、趣味の素潜りで探してみたい」と話す。
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■韓国からペットボトルも
東京都八丈島支庁の港湾担当者は、「確かに八丈島の海岸には、ハングル文字のペットボトルなども流れ着いている」と語った。草野さんは専門家から、「海流や潮の流れの関係で、流れ着きやすい場所である」と聞いたことがあるという。ではいつ頃流されたものなのだろうか。