小林よしのり氏、東京五輪への反発に持論 「いじめにそっくり」「排外主義の態度」
漫画家・評論家の小林よしのり氏が、「いじめ」との表現でオリンピックへの反発に苦言。今後、日本での開催はないとも予想した。
漫画家・評論家の小林よしのり氏が、20日に自身公式ブログを更新。東京オリンピックに対する世間の反発に苦言を呈した上で、「今回が日本で開催される最後のオリンピックだ」との持論を述べた。
■反発を「いじめ」と表現
小林氏は「日本では最後のオリンピックになる」とのタイトルでブログを更新。「オリンピックに対するいじめが凄い。出場する選手たちの気持ちなど一顧だにせず、ボランティアを含む開催を担う人々の大変さなど想像だにしない」と、世間の反発に苦言を呈する。
その後も、反発の声を「いじめ」と表現し、「他のプロスポーツでは観客を入れて開催しているのに、オリンピックになるとイジメてイジメてイジメぬく」「その様子は苛烈ないじめにそっくりで、日本人のムラ社会的な、陰湿で執拗ないびり圧力がものすごくて吐き気がする」とつづった。
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■バッハ会長への非難にも苦言
賛否を招いたバッハ会長の歓迎会に関しても、「食事も酒も出さないささやかなバッハ会長の歓迎会すら非難する。バッハ会長に対するバッシングは非礼で暴力的だ」と指摘。
そして、これらの原因については、「五輪いじめは結局『排外主義』が根底にある」「外国人が変異株を持ち込むという非科学的な妄想」などと独自に分析している。
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■今回が最後の自国開催と予想
さらに、五輪招致時のキャッチフレーズ「おもてなし」を引用し、「『おもてなし』など一個もない」とコメント。「排外主義の態度をここまでむき出しにしたのだから、今後100年はもう日本でのオリンピックはない」と、今後の自国開催はなくなったとの見方も示した。
最後も、今後の開催はないとの持論にのっとり、「今回が日本で開催される最後のオリンピックだ。よおく楽しんでおこう」との皮肉を展開している。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)