今、名古屋のTV局が熱い理由とは 中京テレビの制作手腕と全国進出
『オモウマい店』など、名古屋のテレビ局・中京テレビの制作手腕と全国進出が熱い。
■人材発掘能力がすごい
さらに中京テレビ制作の人気番組には『それって!?実際どうなの課』もある。
愛知県出身の番組レギュラーである女優の森川葵が、達人に技を教えてもらうと、達人のすごさが分からなくなるようなスピードで技能を習得する「ワイルド・スピード」企画で話題に。この企画も、いつしか達人を超える器用さを披露する森川の企画となった。
元来、タレントの緑川静香などがマニアックな企画を「実際にやってみる」というローカル局らしいマニアックな雰囲気がウリ。いずれにせよ中京テレビの人材発掘能力がすごい。
関連記事:10代女性の3割がTVerを利用 「ドラマを見逃したときに便利」との声
■中京テレビの制作手腕
他にも中京テレビは、東海圏で『太田上田』という爆笑問題の太田光とくりぃむしちゅーの上田晋也が主に2人でしゃべるだけという、ファン必見の硬派な番組を制作。
力のあるローカル局だからこそできる大胆な番組と言うべきか。こちらもYouTubeへの進出により、全国的な注目が高まっている。
以上の通り、今名古屋のテレビ局が熱い理由は、他にもポスト古舘伊知郎氏を思わせる『ゴゴスマ』のMC・石井亮次アナウンサーの活躍も重要ではあるが、主には中京テレビの制作能力にあるといえるだろう。
・合わせて読みたい→10代女性の3割がTVerを利用 「ドラマを見逃したときに便利」との声
(文/メディア評論家・宮室 信洋)