TBS『戦後76年プロジェクト』特別番組で 終戦の日につなぐ「反戦への思い」
絵本『へいわとせんそう』をモチーフに、戦争の遺物を通して関口宏らキャスターが、戦争の恐ろしさや平和の尊さについて考えていく。
TBSが8月9日から1週間にわたって取り組む「戦後76年プロジェクト つなぐ、つながる」の特別番組として、15日午後3時30分より『戦後76年「つなぐ、つながる」SPへいわとせんそう~戦場からのメッセージ~』が放送される。
■戦後76年のいまにつながるメッセージ
太平洋戦争の終わりを告げる玉音放送から76年を迎える今年の終戦の日、TBSではいまの時代に戦争の実態を伝える特別番組を放送する。
同番組のモチーフとなるのは、詩人・谷川俊太郎とイラストレーター・Noritakeが製作した『へいわとせんそう』(ブロンズ新社)という絵本だ。シンプルな言葉と絵で表現されている同作品は、「難しい説明は一切なく、ただ“せんそう”と“へいわ”を比較することで、平和の尊さと戦争の虚しさ感じさせてくれる」と、高い評価を得ている。
同作品からも着想を得て、あの戦争で遺された“もの”から、いまにつながるメッセージに迫る。
関連記事:小川彩佳アナ、太田光と2度目のタッグ 河野太郎大臣に忖度なく問う
■遺されたものたちの知られざるストーリー
番組では、『サンデーモーニング』の関口宏、『NEWS 23』の小川彩佳、『Nスタ』の井上貴博TBSアナウンサーの3人のキャスターが遺された“もの”たちの知られざるストーリーを読み解いていく。
「へいわな街」を一変させた空襲で命を落とした少年のランドセル。秘密の特攻部隊が置かれた奄美群島・喜界島に残された隊員たちの痕跡。そして、「へいわの道具」である絵筆を「せんそうの道具」である銃剣に握り替えた画学生が遺した絵。それらは何を語っているのか…。