橋下徹氏、行動変容以外の感染対策を改めて提言 「これは政治の役割だ」
東京五輪開催中の行動変容の呼びかけを「聞くわけがない」と指摘する橋下徹氏。積極的な対策を訴えている。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が29日、公式ツイッターを更新。新型コロナウイルスの感染拡大に懸念を示し、政府に向けて改めて提言している。
■感染拡大の傾向続く
首都圏では感染拡大に歯止めがかからない状況が続いており、28日には東京都の新規感染者数が過去最多となる3,177人となった。
菅義偉首相が東京五輪の中止を否定したことに、「オリパラを中止にしても感染状況が改善するわけではない」としながらも、国民感情に配慮して「撤退ラインの設定が必要」と主張していた橋下氏。
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■国民が聞くわけがない
29日の投稿で、「オリンピックをやりながら国民に行動変容なんて、国民が聞くわけがない。医療逼迫=オリパラ撤退ラインをしっかり引いて、そうならないように行動変容以外でできることをやる」と改めて指摘。
そのための対策として「アストラゼネカのワクチンを40代、50代に打ちまくる」「入院基準を見直して入院患者を減らす」べきと挙げ、「これは政治の役割だ」としている。
オリンピックをやりながら国民に行動変容なんて、国民が聞くわけがない。医療逼迫=オリパラ撤退ラインをしっかり引いて、そうならないように行動変容以外でできることをやる。1,アストラゼネカのワクチンを40代、50代に打ちまくる 2、入院基準を見直して入院患者を減らす。これは政治の役割だ
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) July 29, 2021