小さな愛犬が10歳の飼い主を野生動物から防護 「ヒーロー犬」と話題に
重症を負いながらも、野生動物から飼い主を守った小型犬がいる。
■治療費のため募金活動を開始
なおICUで数日過ごしたこともあり、メーシーの医療費はおよそ4,000~6,000カナダドル(日本円で約35~52万円超)にも膨れ上がったという。母のドロシーさんは娘を守った愛犬を完治させるため、クラウドファンディングで援助金を募った。
その際、近所の防犯カメラがとらえたコヨーテと闘うメーシーの映像をYouTubeに公開。この動画を見た人たちは「勇敢な犬」「ヒーローだ」などとメーシーを称えた。そして視聴者からの募金も含め、目標金額の10,000カナダドル(約87万円超)を上回る26,000カナダドル(約227万円)が集まったという。
こうして医療費が支払われ退院できたメーシーを、家族は温かく迎えた。少女はクラウドファンディングのページで、協力してくれた人々に感謝を述べている。
関連記事:愛犬のトリミングを競う米国の人気番組 奇抜な毛染めが「動物虐待」と批判殺到
■野生動物への対応は…
ドロシーさんは、野生動物を見守るエージェントやトロントにある警察と天然資源省に、今回の事故を報告した。
また「私の住んでいる地域で、ほかの住民がそうと知らずに野生動物に食べ物を与えている可能性があるので、コヨーテたちも食べ物を求め、森から下りて来たのかもしれません」「今回の件で、コヨーテを排除することを望んではいません。ですが、彼らは白昼堂々と現れ人間を恐れていないのは明らかな事実です」と忠告している。
・合わせて読みたい→4歳少女が2億2千万年前の恐竜の足跡を発見 初期の小型肉食恐竜か
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)