濃厚接触者になった人が語る コロナ禍で「本当に怖いと思ったもの」
重症化しなくても…働き盛りの若い世代の人ほど直面してしまう問題。改めて一人ひとりができる感染症対策を。
■「自分のせいで…」と苦しむ可能性も
また、「感染した場所や職業によっては、“自分が感染したせいで店が休業する”という場合もあり得ると思います。そうなってしまったら、症状が治った後も『自分のせいで…』と苦しんでしまう可能性」もあるのではと感じたと話す。
濃厚接触者になっただけでさえ、想像していたよりずっと大変だったと振り返るAさんは、「もし『自分は若いから重症化しないだろうし…』と、感染症対策を疎かにしてしまっている人がいるなら、このウイルスの本当に恐ろしい側面について、改めて考えてみてほしい」と訴える。
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■プライバシーの問題も心配
ちなみにAさんの場合は、集団の中でも誰が感染したのかの情報は伏せられ、周囲の行き届いた配慮もあり、幸いにも自身も子供たちも大きな問題なく元の生活に戻ることができたという。
しかし、Aさんの事案はその後クラスターと認定され、自治体が毎日発表している新規感染者情報に陽性者の性別や年齢、職業、居住地などが掲載された他、クラスターが発生したとして地方新聞、ネットニュースなどでも報道された。
Aさんは、「このネット社会において、プライバシーの問題もとても不安に感じました」とも話していた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)