月曜朝、希望あふれる「4文字」がトレンド急浮上 しかし世界は残酷だった…
本日発売号の『週刊少年ジャンプ』を読んだ読者が、喜びのツイートを投稿。思わぬ「勘違い」が続出する事態に…。
■事実上の『ハンター』連載再開?
と、ここで考えられるのが人気漫画『呪術廻戦』(以下、呪術)の存在である。
同作は作者・芥見下々氏の体調不良を受け、同誌29号より休載となっていたが、2日発売の『ジャンプ』35号にて満を辞して連載再開。読者からは喜びの声が相次いでいる。
今号では新章「死滅回游(しめつかいゆう)編」が本格的に動き出しただけでなく、様々なサプライズ展開が見られ、ファンの感動ぶりは想像に難くない。
しかし今回注目したいのは、『ハンター』の作者・冨樫義博氏を彷彿とさせる「冨樫イズム」で、例えば主人公・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)と伏黒恵の掛け合いは完全に『ハンター』主人公・ゴンとキルアを連想させるテンポで、読んでいて懐かしさと心地良さを感じる。
同様の感覚に襲われたファンはやはり多いようで、ツイッター上には「今週の呪術、いい意味で『ハンター』っぽいな」といった声が続出しており、中でも「スマホを持ったモブキャラ」登場時の佇まいやコマ割に「冨樫イズム」を見出す人は少なくなかった。
「これもう事実上の『ハンター』連載再開だろ…」などの意見も多数見られ、「『ハンター』の連載再開」という捉え方はあながち間違いではないのかもしれない。
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■悲しみの歴史を振り返ると…
前述の通り、近頃は月曜朝に「ハンター」「連載再開」といった心躍るワードがツイッタートレンドに浮上する事態が頻発しており、いずれも『呪術』と関連してトレンド入りするケースが多い。
直近の例では、5月31日発売の『ジャンプ』26号では『呪術』の作画が一部「下書き」の状態で掲載され、「冨樫イズム」を感じさせる作画内容を受けて「今週の『呪術』が『ハンター』っぽい」という意見がツイッターに続出。
するとそれを受けて「『ハンター』が話題になってる…。ひょっとして連載再開!?」という思想が広まり、一人歩きした「連載再開」というワードがトレンドに浮上し、こちらを見た『ハンター』ファンが期待に胸を踊らせ、その後真実を知って悲しみのどん底に叩き落とされる…という、あまりに悲しすぎる負の連鎖が続いている。
果たして『ハンター』の連載再開はいつになるのか。いずれ『ジャンプ』本誌に続報が掲載されるはずなので、その瞬間を見逃さぬよう、凝(ギョウ)を怠らずに待ち続けたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)