崩れたピラミッドから名画が登場 凄いクオリティの動画がネットで話題に
ピラミッド型に積み上げられたドミノ碑、崩れると床には名画が出現。
■原点は「ありえない映像」を作ること
壊すと完成するピラミッドドミノを作りました! pic.twitter.com/6irI8WCYXy
— Daisuke Fujikawa (@cobalt_kura) August 2, 2021
しらべぇ編集部はDaisuke Fujikawaさんに制作の経緯について聞いてみたところ、ドミノ倒しやカラクリ装置など、「つい人が見入ってしまう『ありえない映像』をCGの実写合成で作りたいと思ったことが、制作を始めた原点」だと明かしてくれた。
ただ単にドミノ倒しをするのであれば、CGで作るのではなく実際にドミノを倒した方が驚きは大きいと思い、「CGでしか出来ないドミノ倒し映像」の制作を目指していたが、なかなか面白いアイデアが浮かばなかったそうだ。
しかしアイデアを練るうち、昔見たことがあるドミノで作られたピラミッドをふと思い出し、制作することを決意。ピラミッドにした理由については、「単純なドミノ倒しより、ピラミッドの方が華やかさもあって、多くの人の目を引くかなとも思ったのでこれに決めました」と語っていた。
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■途中でドミノの数を削減
CGを制作する上で1番苦労したのは「シミュレーション」で、最初、ドミノの数を1万個以上ある予定で制作を進めていたが、想定よりも遥かにシミュレーションに時間がかかったため、「ドミノの数を6000個近くになるよう削減した」とのこと。
また、1度では思い描いた自然な崩れ落ち方にならないので、何度もシミュレーションを重ね、自然な崩れ方になるように調節したたことで、今回の美しく崩れる描写が生みだされたのである。
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■フェルメールの絵を選んだ理由…
当初、「崩れている間に静止する」など、CGでしか出来ない表現にすることも検討したが、色々アイデアを出した末、最終的に「絵を出現させる」表現にすることを決めたという。
「みんなが分かる絵にしたかった」という思いから、誰もが1度は見た事のあるフェルメールの絵を選んだそうだ。
ツイートが話題になったことについて、「思いの外、反響があったことには驚いています」「また、私の過去最高のいいね数を更新出来たのも嬉しいです」と語っていた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)