毎年ゴミだらけの音楽フェスに向かうと…　画期的すぎる「ポイ捨て対策」が話題に

一時期は中止も危ぶまれたが、今年は20日から22日にかけて「FUJI ROCK FESTIVAL ’21」（以下、フジロック）が開催。

夏といえば野外フェスの季節だが、ツイッター上では「とあるフェス」のゴミ問題対策が話題となっていたのをご存知だろうか。

■音楽イベントで目撃したのは…

注目を集めたのは、ツイッターユーザー・Yuckeyさんが10日に投稿した一件のツイート。

「某レイブで『ドリンクを去年より100円値上げします。ただし、カップ返却してくれたら100円バックします』ってやってて、ポイ捨てした瞬間誰かが拾って換金するから、マジでゴミゼロ達成してて良かった」とつづられた投稿は1.2万件以上ものRTを記録し、音楽ファンたちの注目を集めた。

某レイブで『ドリンクを去年より100円値上げします。ただし、カップ返却してくれたら100円バックします』ってやってて、ポイ捨てした瞬間誰かが拾って換金するから、マジでゴミゼロ達成してて良かった。

— Yuckey (@AxCx_gore) August 10, 2021

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■「応用できそう」と話題に

音楽フェスだけに限った話ではないが、大勢の人々が集まるイベントで最も懸念されるのは、来場客のマナーの乱れによるトラブル。特にゴミ問題に関しては「永遠の課題」といっても過言ではないだろう。

ポイ捨てされがちな「ドリンクカップ」を利用したキャッシュバック法には反響の声が多数上がっており、件のツイートには「考えた人天才じゃん」「タバコの吸殻にもこのシステム導入してほしいわ」「これもっと、色々なことに応用できそう」といったリプライも寄せられていた。

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■毎年汚かったフェスだが…

ツイート投稿主・Yuckeyさんに話を聞くと、ツイートにて紹介した光景はかつての音楽フェス『METAMORPHOSE』（メタモルフォーゼ）にて、10年以上前に目撃したものだという。

同フェスに毎年通っていたYuckeyさんは「はっきり言うと、毎年ゴミだらけで汚いレイブでした…」と、かつての様子を振り返る。しかし件のルールが初導入された年にフェス参戦したところ、見事にゴミ問題が解決したという。

また、「踊っている時に足元にゴミあると普通に危ないんですよね。そんな面でも改善がありました」「あと、友達と宝探しみたいなノリでゴミ拾いに繰り出したのも楽しかったですねー」といった思い出話が聞けたのも微笑ましい。

なお、今回話題となったルールの詳細をめぐりメタモルフォーゼ事務局を直撃したが、残念ながら回答は得られなかった。以前のように野外フェスを開催できるのが「当たり前」の環境に戻った際は、ゴミをポイ捨てしないのは「当たり前」という意識が広がってほしい。

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（取材・文／しらべぇ編集部・秋山 はじめ）