池上彰氏、天才キッズの忖度なしの疑問に解答 明るい未来につなげられれば
池上彰が27日『池上彰vs天才キッズ』に出演し、キッズの忖度なしの疑問に体当たりの取材を敢行して答える。
ジャーナリスト・池上彰氏が27日夜8時から『池上彰vs天才キッズ~忖度なしの疑問に答えます~』(テレビ東京系)に出演し、子供たちの鋭い疑問に答える。
■得意分野から忖度なしの疑問に答える
同番組は池上氏をMCに、サブMCに小峠英二(バイきんぐ)、ゲストに河合郁人(A.B.C-Z)、林家彦いち、山口もえ、山之内すずを迎え放送。出題するキッズはそれぞれ得意分野を持つ天才キッズたち。それぞれの分野のニュースから忖度なしの疑問を投げかける。
「自衛隊は軍隊じゃないの?」「日本の敵はどこなの?」「想定外の大雨が来たらどうするの」「なんで悪いことをする政治家がいるの?」など子供ならではの視点での疑問が続出する。池上氏も子供たちの疑問にこたえるべく、体を張ったさまざまな取材を敢行し答えていく。
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■急にクイズ出されちゃったり
MCの池上氏と小峠より収録を振り返ってのコメントが届いている。
「こどもたちがいるせいか、小峠さんもずいぶんいい人風にやっていましたね?」と池上氏の問いに、「僕はいい人ですから。本当に」と返す小峠。
「今日は忖度のない質問を小峠さんにも投げかけました」の返答には「池上さんは準備のない、変な間で来るというか。神経を張り巡らしていないとスルーしちゃいそうな。それが新しい発見でした」と小峠は明かした。
池上氏は「しかし、キッズはすごいですね」と感想を述べ、小峠も「すごいですね。しっかりしている」と同意。「聞いてもないのにクイズ急に出されちゃったり」と小峠が思い出すと池上氏も「聞いてねえよってね」と笑った。
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■今の日本を見つめなおし明るい未来に
プロデューサーの金山円氏からもコメントが届いている。
金山氏:もともと忖度は「相手の気持ちを考慮すること」という意味があり、日本人の美徳でした。しかし、2020 年に発売された国語辞典では「特に立場が上の人の意向を推測し、やみくもにそれに沿うように行動することの意で用いられる」とネガティブな意味が付け加えられました。
会社で上司に忖度していませんか?政治でも、東京五輪でも、「偉い人の意向だから仕方ない」「そういう慣習だから仕方ない」…忖度という名の悪慣習が今の日本をダメにしているように思うのです。
天才キッズたちはそんな大人の事情には縛られない、純粋で当然な疑問を池上彰氏に問いかけます。キッズたちの忖度なしの疑問に向き合うことで、もう一度今の日本を見つめ直し、明るい未来につなげられればと思うのです。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)