元プロ野球選手の娘でプロ雀士の駒田真子 「父の反対」振り切った過去明かす

若手プロ雀士・駒田真子がタイトル戦「第2回 桜蕾戦」予選をトップ通過。父は野球ファンなら誰もが知るあの元プロ野球選手。

2021/09/01 05:15


駒田真子

麻雀界に注目の若手雀士がいる。日本プロ麻雀連盟の女流プロ・駒田真子(まこ)。

野球ファンなら知らぬ者はいない“満塁男”として巨人、横浜を渡り歩いた元プロ野球選手・駒田徳広氏の娘。彼女はいかにして麻雀プロを目指したのか、直撃した。


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■福本伸行作品がきっかけ

駒田真子

徳広氏がFA移籍で巨人からベイスターズに移籍した初年である1994年に生まれた駒田プロ。学生時代は漫画とアニメに没頭し、漫画家・福本伸行氏が描く『カイジ』との出会いをきっかけに麻雀への興味を高まらせていった。

「お兄ちゃんも漫画好きで、週刊少年マガジンで連載されていた福本先生の『賭博覇王伝 零』を勧められて“福本作品”にハマりました。同級生はみな恋愛モノや青春モノを読んでいる中、勝負の駆け引きが面白い零の世界にどっぷり入り込んでしまって(笑)。その後『カイジ』に出会い、作中に出てくる2人打ち変則麻雀『17歩』のシーンを読んでいて『あ、これ麻雀勉強しないとわからないやつだ』と思い、勉強を始めたのです…」(駒田プロ)。


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■「ジャイアンツの駒田」

その後、ゲームを通して麻雀の楽しさを知り、雑誌『近代麻雀』(竹書房)が愛読書に。キンマ読んでいる女子高生とはかなりクールだ。でもわかる。この雑誌、麻雀レベルアップには必読の書なのだ。「高校時代、学校で読んでいて没収されたこともありましたね。ちょっと恥ずかしかったです…」と振り返る駒田プロ。

そんな学生生活を過ごし、卒業後雀荘で働きたいと思いつき、ノーレート、禁煙をウリにする都内の健康麻雀店でバイトを始めた。

「オタクでしたので元々引っ込み思案な性格でした。でも雀荘で働き始めてから、知らない人とでも緊張せずお話ができるようになったんです。しかも駒田という珍しい名字なので、『ジャイアンツにいた駒田と同じ名字だねぇ』とよくおじいちゃん、おばあちゃんに声をかけられましたね。内緒にしておくわけにもいかないので、『…娘なんです』というと皆さんビックリされて…。すごくかわいがってくださいました」と当時を振り返る。きっとめっちゃ言われたんだろうなぁ…。

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