学生を狙う違法バイト募集に大学図書館が注意喚起 危険な実態を聞いた
国民生活センターには、アルバイトを通して大学生がだまされる相談が相次いでいるという。
北海道大学附属図書館は、ツイッターやホームページ上で「違法なアルバイト募集にご注意ください」との注意喚起を投稿した。しらべぇ取材班は、学生がアルバイト募集でだまされる実態を国民生活センターにも聞いた。
■図書館内のデータベース検索
北大付属図書館は公式ツイッター上で「学生にアルバイトと称し、所属大学の図書館が契約しているデータベースを検索させ、その内容を提供させる会社があるとのことです」と投稿。
「このような第三者にデータベースの内容を提供する行為は、契約違反行為となりますので、絶対に行わないでください」と注意喚起を行っている。
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■北大での被害はゼロ
また、「第三者提供以外にも一般的に、個人の学術研究および学習以外の目的で使用すること、複製・配布すること、大量にデータをダウンロードすること。これらのことは契約違反行為となります。データベースの正しいご利用をお願いします」と補足。
管理課担当者は、しらべぇ編集部の取材に対して「データベース提供元から注意喚起の依頼があったもので、具体的な事例は聞いていない。また、北大では今のところ被害はでていない」と述べた。