台湾から小さな村にマスク1万枚が届く 「ワクチン送ってくれたお礼を込めて」
1万枚のうち4,000枚は、台湾の中学校と相互交流している大玉中の生徒に配布されるとのこと。
日本政府は6月4日、7月8日、同15日の3回にわたり、合わせて約334万回分のアストラゼネカ製ワクチンを台湾に届けている。そのお礼として、福島県の大玉村に1万枚の不織布マスクが届いた。
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■説明書きなどすべて日本語
今月14日に大玉村役場に5箱のダンボールに入った計1万枚の台湾製マスクが到着。1袋5枚パックとなっており、パッケージの説明書きはすべて日本語だ。
「日本ありがとうございます!113万回分のワクチンの友情」と記載されている。ではなぜ大玉村に届いたのか。
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■中学生に国際交流体験
大玉村には「中学生に国際交流の経験をさせてあげたい」との想いがある。そのため、2015年から海外交流事業「友好の翼」を開始し、村内の中学2年生36人を台湾に派遣。現地の中学生と交流し、3泊4日の日程でホームステイを実施している。
2017年には台湾大竹国民中学校の生徒が、大玉村を訪れ相互交流がスタートし、2019年には同中学が姉妹校となった。大玉中学校の希望者は、ほぼすべて台湾に行けるそうだ。