市川房枝さん、緒方貞子さん、笹本恒子さん 昭和を輝かせた女性たちの素顔とは
24日放送『武田鉄矢の昭和は輝いていた』は2時間SP。女性の社会進出に尽力した3人の女性にスポットを当てる。
■如何にして昭和史を輝かせたのか…
市川さんは、戦前~戦後にわたり、女性の地位向上のために活動した人物。「良妻賢母」を良しとした時代に疑問を持ち、婦人運動を始めただけでなく、アメリカに渡り、最前線の婦人運動を学ぶ。戦中は様々な葛藤を抱えながら運動を続け、戦後は女性参政権のために力を注いだ彼女の素顔に迫る。
緒方さんは、日本女性初の国連公使で、国際舞台で活躍。世界で大きなリーダーシップを発揮した彼女は、激動の昭和をどのように生きたのか。その活躍の影には、運命的なある出会いとパートナーの惜しみない協力があった。
笹本さんは、昭和15年に報道写真家となり、独自の視点で活躍した日本初の女性報道写真家。また一度は写真の世界から身を引いたものの、71歳にして再び写真家に復帰し、97歳で再ブレイクを果たす。彼女を突き動かしたものとは…。
スタジオでは、笹本さんの作品を取り上げ、彼女が写真を撮影するためにとった驚きのエピソードを明かしていく他、3人それぞれが自ら語る貴重映像を交え、昭和史を輝かせた女性たちの原動力が明らかに。
関連記事:今もなお人気 語り継がれる昭和のカリスマ俳優・松田優作
■「懐かしくて、とっても楽しい収録でした」
収録を終えたスタジオゲストと統括プロデューサーの橋本かおり氏からコメントが寄せられている。
中村:金太郎飴ってあるじゃない? どこを切っても同じ顔が出てくる飴。2歳から80歳を過ぎるまで、ずっと芸能界にしかいないから、私のどこを切っても、芸能界の方々の思い出が出てくるの。
そういう意味では今回の収録も、懐かしくて、とっても楽しい収録でした。
𠮷川:3人が生きた時代、女性が男性に伍して活躍することがどれほど大変だったか。それでも歴史と記憶に残るような仕事を成し遂げた女性がいたことに感銘を受けた。苦労や挫折を乗り越えていくエネルギーが凄い。
中村メイコさんと吉永みち子さん、司会の武田鉄矢さんもエネルギッシュ。若い時は失敗や挫折をしたに違いないけれど、そんなことを微塵も感じさせずに今を楽しんでいらっしゃる。私もそんな70代80代になりたい。