コロナ禍のストレスであおり運転が増加? 国内では妨害運転罪の施行後も…
妨害運転罪施行後も止まらぬあおり運転。米国では危険運転とコロナストレスとの関係性を懸念。
「コロナ拡大以降、無謀運転が急増」。昨年4月以降、米国系のメディアが、あおりなど危険運転とコロナ感染の拡大を関連づけるニュースを一斉に報じている。
■米国で頻発するROAD RAGE
感染症で職を失った将来への不安、自宅に引きこもる家族…。新たな生活環境へのストレスと不安から、ドライバーはキレやすくなり、あおり運転の被害者も「リベンジする傾向がみられる」と警鐘を鳴らす。
「ROAD RAGE」(ロードレイジ・「怒りの路上」の意)が頻発する銃社会の国、アメリカで何が起こっているのか?
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■遺族の悲嘆
「ホーン(クラクション)すら鳴らせない。命を失うかもしれないから」。
元警官の父、マーリン・スミスさん(当時73)を6月、ネバダ州ラスベガスの交差点近くでひき殺された娘、ケーシー・フロストさんは、割り込みへの抗議のサインですら殺人事件に発展する米国クルマ社会の実情を、APを含む地元メディアに伝えた。
父は進路妨害してきたSUV車にホーンを鳴らし注意したところ、ビール缶を投げつけられ下車して口論となり、妻の眼前でひき殺された。地元の検死官は殺人罪と認定。
父を奪われたケーシーさんは、「夫婦結婚して52年。子供、孫の世話が好きな愛すべき男でした」「私たちは打ちひしがれている」と突然の惨劇を嘆いた。