中山咲月、トランスジェンダーや無性愛者について語る 「知ってもらう第1歩」
モデルや俳優として活躍している中山咲月が、初のフォトエッセイを発売。性別の枠を越え1人の人間として生きる姿に注目だ。
■気持ちの変化
公表後の気持ちに変化は? という質問には、「公表する前はやっぱり生きづらくて、自分自身生活していく中でぶつかる壁がたくさんあったんですけど、公表後は自分自身が生きやすい世界になりました。言ったことによって前向きになれたことが大きいので良かった」と回答。
周りからの反響もあったらしく、「発表する前は不安もあったけど、ファンの方から『知ってました』という声をいただくことが多くて、自分よりも先に自分のことを知ってくださったことが嬉しかったです。それくらい中山咲月を知って応援してくれてるんだと改めて実感できました」と嬉しそうな表情を浮かべた。
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■「扱いにくい性別」?
中山は自身のことを「自分ですら扱いにくい性別」と話している。「説明していく難しさもあるんですけど、自分の中にないものを紹介されたときは誰しもびっくりするなと思っていて…。自分の中にない、わからない感情みたいなものをわかる必要もないし、理解する必要もない」とコメント。
続けて、「わからないけど、こういう人もいるんだということを知ってもらうことが1番伝えていきたいこと。知ってもらう第1歩のために、この本出せたのですごい嬉しい」と笑顔を見せた。
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■「1人の人間として」
今後の作品で演じてみたい役について聞かれると、「当たり前に男性の中に入って、男性の役をやるのが目標なんですけど、中山咲月らしい魅力みたいなものを出せる役ができたらいいなと思っています」と述べている。
イベント当日に23歳の誕生日を迎えた中山。今後の目標については「具体的にこういうのがやりたいというよりは、トランスジェンダーである中山咲月ではなく、ただ1人の人間として認められるようにお仕事を頑張っていきたいです」と語った。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部 撮影/KEN)