立川志らく、“痛みを伴う笑い”に持論を展開 「ルールの中で楽しむ」
BPOの審議で波紋を呼んだ「痛みを伴う笑い」について考えをつづった立川志らく。ユーザーからは賛否両論も。
落語家・立川志らくが28日、ツイッターを更新。「痛みを伴う笑い」についての自身の考えをつづった。
■BPOが審議の対象に
お笑いをめぐっては、放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」が、「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議の対象とすることを決定。
BPOでは、視聴者や中高生のモニターから「出演者に痛みを伴う行為を仕掛け、それをみんなで笑うような、苦痛を笑いのネタにする各番組は『不快に思う』『いじめを助長する』などの意見が継続的に寄せられてきている」として、審議入りを説明している。
審議の対象は個別の番組ではないが、ドッキリや罰ゲームなどを取り入れているバラエティー番組も多いため波紋が広がっている。
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■芸人は本来非常識
志らくは28日、「痛みを伴う笑いがダメとなるとドッキリはどうなる? ヤクザに絡まれる、落とし穴、幽霊に驚かされる、全部ダメになる。そのうち芸人は人に笑われる商売だから人格否定につながるのでその存在すら否定されてしまったり。芸人って本来非常識な存在。それを笑いに変えて人を楽しませる」と投稿。
続けて、「芸人のやることが不謹慎だと思えば、親や先生がちゃんと勉強しないとああいう芸人になっちゃうぞ! と昔は社会がそうやって教えた。それが教育のひとつだった。芸人になるやつなんざ親から勘当された。現代では芸人こそモラルの代表であれ、になった。破滅型芸人は生きていけない」と記した。