小学校教師が児童26人に暴行・暴言・セクハラ 児童の腹部を触り…

当該教諭は「指導に熱くなってしまった。たくさんの子供たちを傷つけて大変申し訳ない」と謝罪。

2021/09/30 16:45


熊本市役所外観

熊本市は、担任する児童に対して暴行や暴言、セクハラがあったとして、市立小学校の男子教諭(48)を停職3カ月の懲戒処分にし、当時の校長を文書戒告にしたと発表。しかし、処分の甘さや学校のあきれた実態が浮かび上がった。



■児童を押し倒す暴行

熊本市教委によると、当該教諭は2019~20年度にかけて、担任する児童26人に対して、日常的に暴行や暴言を繰り返した。判明しただけでもその数は11件にのぼる。2019年11月頃、長縄跳び練習中の教諭の指導に対して、児童が「それはやりすぎではないか」と意見すると、その児童を押し倒したことも。

また、2020年には授業中の発問にあまり答えない児童に「日本語わかるか」などの暴言の後、さらに英語で話しかけ、精神的苦痛をおわせた。


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■嫌がらせやセクハラも…

さらに、テストの成績が悪かった児童3人の点数だけを、ほかの児童がいる前で発表。放課後残っていた女子児童に対しては、強制的に帰宅させるために、抱きつこうとする嫌がらせ行為を行なった。

朝の登校時や授業中、ボタンをとめ忘れていた女子児童には「セクシーだね」と発言するセクハラも。休み時間や給食中には、男子児童3人の腹部を不用意に触り、うち1人の児童には「お腹がでているね」と発言し、自尊心を傷つけた。

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■保護者の通報で発覚
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