内藤剛志主演『警視庁強行犯係 樋口顕』 10作目のSPドラマは『疑念』

人気シリーズ『警視庁強行犯係 樋口顕』10作目は、美容家殺人事件。ゲストキャストに檀れいやIKKOが登場する。

2021/10/04 07:00



■主演の内藤からコメント

放送を前に、内藤と佐野、番組プロデューサーからしらべぇ編集部にコメントが寄せられた。

内藤:2003年に第1作目をやり、僕の中ではライフワークみたいな感じになっています。10年以上この役と向き合っているし、ずっと樋口顕が僕の中にいる感じです。


今年はレギュラーでドラマもやらせてもらい、いろいろ思ったこともあるので、それをなるべく反映したいなという思いが強くあり、そういう意味では記念すべきレギュラー以降の1発目ってことで、相当面白いと思います。


このドラマの見どころの1つだと思うんですけれど、佐野がどこで出て来るかは楽しみにしていてほしいです。佐野も含めみんなの元気な顔が見られてほっとしましたし、会えた喜びは大きいなと感じました。


観てよかったと思ってもらえるように、生きる希望みたいなものを僕は伝えたいと思います。この作品は、人間的な話でヒーローはいない話だけど、全員普通の人で頑張って生きている姿というのを見てほしいです。代わり映えのない毎日の中でも楽しく生きていこうと思ってもらえると嬉しいです。


今回初めてドローンを使っています。ワイド感がすごいので、事件とリンクするという意味も含めて非常に重要な場所で使われていると思います。ドローン映像もぜひお楽しみに!


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■コロナ禍だからこそ伝わる思い

佐野:こうして樋口の現場に戻ってこられたというのは本当に嬉しかったです。


ワンシーンだけではありますが感謝の気持ちと、あらためて俳優の仕事を続けていきたい、俳優の仕事が好きなんだな、まだまだやりたいことがあるんだなとはっきりと教わる思いをした、今回の現場でした。


退院直後は体力も落ちていて、こんな風に普通に今まで通り撮影に参加できるとは思っていなかったので、なおさら喜びは大きいです。


病気のことが「災い転じて福となす」ようにと、コロナ禍でみなさまもひしひしと感じていらっしゃることとは思いますが、このドラマを通していま一度この日常というものの平穏・平和に暮らせることのありがたさを、視聴者のみなさまと共感できたらいいなと思っています。


作品もいろんな時代を経てきていますが、世の中がどう変わろうと、変わらないメッセージというか、自分たちにとって何が大事なのかということを常に樋口は問いかけていると思うんですよね。


樋口自身の中でも常に葛藤をしているし、娘も大人になり、家族の関係も変わっていくのですが、それでも変わらない家族への思い、社会への思いが、このコロナ禍だからこそはっきりと見える作品になっているのではないかと思います。

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