新型コロナ重症化リスクが1.4倍? 気になる遺伝子解析を受けてみた
なりやすい病気や体質などもわかるという遺伝子解析。コロナ禍の今だからこそ調べてみる意味とは。
■コロナ関連でも分かれる結果に
ユーグレナ・マイヘルスの遺伝子解析には、より直接コロナに関連する項目が含まれていた。「COVID-19重症化(呼吸不全)」のリスク、記者は平均の1.42倍で「高い」という評価に。
一緒に解析した記者は、「平均の0.76倍(低い)」という遺伝子型だったので、これと比べると明らかにリスクがありそう…。
一方で、新型コロナウイルス感染症は、呼吸器症状だけでなく、血管の炎症などによって血栓ができることが重篤な反応につながるとも言われる。このリスクについては別の項目で遺伝子解析されるのだが…。
こちらは、「平均の0.87倍(平均的)」との遺伝子型に。同時に解析した記者も、こちらは同じ結果だった。
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■高リスク・低リスクな項目は…
新型コロナも怖いが、遺伝子が関連するというと、最も恐ろしいのは日本人の死因第1位でもある、がんだろう。日本では男女とも、肺がん・胃がん・大腸がんなどの死亡者数が多く、また早期発見が困難とされる膵臓がんの死亡者も増えつつある。
では、記者の遺伝的なリスクは…
最も高かったのは、前立腺がんのリスク。じつに平均の2.39倍という数値で、他のあらゆる解析結果の中でも最も高い値だった。一方で、最も低かったのは、「食堂扁平上皮がん」というリスクで、平均の0.74倍だった。