シベリアンハスキーを迎えたはずの一家 まさかのキツネを売られて大混乱
ある一家が「純血種の犬」だとして買わされたのは、予想外の生物だった。
詐欺ブリーダーが犬と偽ってある家族に売りつけたのは、全く別の生物だった。そしてその生物が現在、飼い主一家の住む街でテロリストと化していることが、話題を集めている。『Daily Mail UK』など海外メディアが報じている。
■シベリアンハスキーのはずが…
ペルー共和国・リマで、幼い男の子が母親から子犬を買ってもらえることになった。ブリーダーは、男の子が望んだ「シベリアンハスキー」だという毛むくじゃらな生き物を、52ペルーソル(日本円で約1,500円)で販売したという。
男の子が育て始めたものの、その生き物は成長に従って、家族に対し非常に攻撃的になっていった。また一般的な犬と比べて、糞尿の臭いが強いとも感じていたそうだ。
そして男の子の父親は、買ってきた生物が「シベリアンハスキー」ではなく、「クルペオギツネ」であることに気づいたのだそうだ。
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■逃亡後した「捕食者」
5月24日に一家が暮らす地域を強い嵐が襲い、その際にキツネは家から逃げ出してしまった。以降は同地域を徘徊し、民家の屋根にいる姿をたびたびキャッチされていながら、現在まで捕獲には至っていない。
生後8ヶ月になるキツネはすっかり「捕食者」となり、近隣住民が飼う鳥、あひる、モルモットなどを食い荒らすため、飼い主一家は金銭補償を続けるはめになっている。