「ビースト」と呼ばれた犬に噛まれ男児死亡 英で繁殖・飼育禁止のピットブルテリアか
一度噛みつくと大人でも引きはがすことが難しいほど凶暴な犬が、イギリスの町で少年を噛み殺す事件が起きた。
■人間では敵わず
駆けつけた警察官は、ジャックくんをできるだけ早く家の外に出すため、犬の気を散らそうとした。それでもなお狂乱状態で威嚇しその場から逃げ出そうとする犬に、ついに7発の銃弾が撃ち込まれ事態は収束となった。
ジャックくんが負った傷はあまりにも深く、警察官たちがその場から移動させる前に、絶命していたという。
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■繁殖・飼育禁止の犬種か
近隣住民の証言から、犬の風貌は「アメリカンブルドッグ」もしくは「ピットブル」のようだったことが判明。そして、ブリーディングの過程において、イギリスで繁殖・飼育が禁止されている「ピットブルテリア」が混じっているのではないかという疑念が抱かれている。
警察の発表によれば、オーナーやブリーダーへの聴取に加え、この犬のDNA鑑定を行う可能性が示唆されている。そして現在、犬がイギリスで繁殖・飼育可能な犬種だったかどうかについて、専門家が調査中である。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)