超高齢出産が増加中の英国 51歳で念願の母になった女性が喜び語る
昨年度イギリスでは、1週間に約3人ほどが50歳を超えて出産していたという。
イギリスで近年、超高齢出産が増加している。50歳での出産を決意した女性は、両親の反対にもひるむことなく51歳でシングルマザーとなり、その喜びを語った。『Daily Mail UK』など海外メディアが報じている。
■子供好きで母になりたかった女性
イギリス・ウェストサセックスに暮らすケリー・クラークさん(51)は、ずっと母親になることを望んできたものの、男性運に恵まれなかったという。
友人たちの間で「子供の扱いがうまい人」として知られてきたケリーさんは、50歳の誕生日が近づくにつれて、「時間がない」と感じたため、友人の勧めに従ってギリシャへ飛び、体外受精のカウンセリングを受けた。
しかし、母親となる決断をしたことで、思わぬ抵抗にあったという。ケリーさんの両親が「年のいった母親の孤独な育児になる」と言い、必死でケリーさんが体外受精で妊娠することを引き留めようとしたのだ。
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■ギリシャで体外受精
しかし、ケリーさんは意に介さず体外受精を決行。そして今年3月、51歳でリリアちゃんを出産し、積年の夢である母親となることができた。
ケリーさんによれば、ギリシャでの体外受精には、治療、不妊治療薬、交通費、宿泊代を含めて約4,000ポンド(日本円で約60万円)の費用を要した。
しかし、イギリスで同様の治療を受けるためには、15,000ポンド(約230万円)が必要だと聞かされていたという。それを考えれば、信じられないくらい安価で済んだわけだ。