およそ4割の人が退職代行の使用に感じていること 「純粋に困る」との声も
退職代行を使うのはマナー違反? サービス利用経験者も納得の答えで…。
退職をする際に提出する「退職届」。しかし、直接上司に退職の意思を伝えられない人や、職場環境によっては簡単に辞めさせてもらえない場合に、それらの作業を全て代行してくれる「退職代行」サービスを利用する人も少なくない。
しらべぇ編集部では、そんな「退職代行」サービスの利用についてどのように感じているのか調査してみた。
■退職代行を使うのはマナー違反?
しらべぇ編集部では、全国10〜60代の男女410名を対象に「退職代行」に関する意識調査を実施した。
その結果、全体の39.5%が「退職代行を使って退職するのはマナー違反だと思う」と回答。年代別では50代が46.1%で最も高くなっており、40代・60代以上も4割以上が「マナー違反だと思う」と回答していた。
一方で、20代が26.7%と最も低くなっている。
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■使う側と使われる側での「差」
退職する側からしたら、上司と顔を合わせることなく、最も気まずくなるであろう退職の意思を伝える必要もないため、精神的負担がグッと軽くなる。以前、しらべぇ編集部が退職代行利用経験者に取材を行なったところ「やり取りは3回くらいで、めちゃくちゃ楽でした」と語っていた。
しかし、調査結果を見てみると、いわゆる上司世代の40代以上の4割以上が「マナー違反だと思う」と回答。やはり、退職代行を使う側と使われる側では、考え方の差があるようだ。