日本酒パック内に予想外すぎる代物が… 公式の「神対応」に注目集まる
日本酒のパック内に納められた「予想外すぎる代物」が話題。その後の公式の神対応と併せ、最高だった。
■「白鶴酒造」の様子がおかしい…!
豆苗ファームはまるパック。キャップから水を変えられるという画期的アイデアを見てくれ。 pic.twitter.com/UQBVhZB4bl
— 小麦 (@harunokomugi) November 15, 2021
「まる」の紙パック以前は、スーパーのトレイを洗って豆苗栽培に使用していたという小麦さん。
しかし水位が浅く、どうしても上手く根元まで浸からないことにヤキモキして代案を考えていたところ、「まる」のパックがちょうど空になっていたことを思い出し、「これなら水位も問題ないし、キャップを下にすれば簡単に水を捨てられて便利なのでは…」と、閃いたのだ。
実際に使用しての感想については、「豆苗のサイズともぴったり合って水も問題なく変えられたので気に入っています」「トレイやペットボトルなどと比べると光の当たる面積が狭くなるため、できるだけ日当たりのいい場所に置いています」と、笑顔で語ってくれた。
続いては「まる」を販売する白鶴酒造の広報担当者に、同商品の詳細をヒアリングしてみることに。ぶっちゃけた話、記者は白鶴酒造から叱られることをも覚悟していたのだが、何やら様子がおかしいようで…。
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■「神対応」が最高だった
通常こうした「ツイッターでバズったネタ」に関する取材を申し込んだ際、本来の用途と異なる用法で注目を集めた場合は、企業側も「公式の発言」として取材には難色を示す傾向にある。
しかし白鶴酒造の反応はその真逆で、まさに「ノリノリ」のひと言。広報担当者は、記者が話を持ち出す前から小麦さんのツイートを目にしており、「とても素敵なご投稿をありがとうございます」「飲み終えた後の『まる』パックが豆苗栽培に活用できること、さらにキャップも水の入れ替えに役立つということ、まさに画期的で驚きました」と、公式自ら太鼓判を押してくれたのだ。
じつは「まる」のパックは日本酒の長期保存にも耐えられるよう、非常に工夫された構造になっており、そうしたポイントが「豆苗栽培」と相性が良かったのかもしれない、という説も見られた。
「『まる』パックの中で豆苗がすくすくと育っている姿がとてもかわいらしいです」「豆苗が元気においしく育つことをお祈りしています」と、何とも粋なメッセージを寄せてくれた白鶴酒造だが、同社の神対応はこれだけに止まらない。
白鶴農園からご報告⭕️
あれから、また成長しました🌱
(左👈7日目、右👉8日目)一部はそろそろ食べごろでしょうか!?
いつ食べていいのか良くわからなくなってきました😂 pic.twitter.com/TSpE3Fddjg— 白鶴酒造【公式】日本酒メーカー🍶 (@hakutsuru_sake) November 26, 2021
なんと、その後は公式自ら「まる」のパックを使用して豆苗の栽培を開始したばかりか、大量の「まる」を小麦さんにプレゼントしていたのである。
品名が「日本酒(栽培容器)」と表記されているのが、なんとも粋なポイント。それにしてもこの会社、ノリノリである…。
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■初めて「まる」を飲む人は?
今回の魅力的なエピソードを受けて興味を持ち、「初めてまるを買ってみる」という人も少なくないだろう。
同商品は1984年に誕生したロングセラー商品で、国内売上No.1の日本酒ブランド(インテージSRI+調べ 日本酒 2020年1月~12月累計販売金額[全国計] )にも輝いた逸品である。
初めて「まる」にトライする人たちに向けた「飲み方のアドバイス」を尋ねてみると、白鶴酒造からは「バランスの良い味わいなので、冷やしても、温めてもおいしくお召しあがり頂けます」「ロックや炭酸割りにレモン汁を加えてさっぱりとさせたり、カクテルとしてオレンジジュースやヨーグルト飲料で割ったり、寒い時期ではお湯割りもおすすめです」というコメントが見られたのだった。
日本酒の味わいを堪能した後は、豆苗栽培までできてしまう「まる」。店頭で見かけた際は、ぜひ手に取ってみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)