1世紀の時を経て図書館に返却された本 延滞料金は当時の年収以上に
100年の旅から帰ってきた本は、日本でアニメ化されたこともある人気の児童小説だった。
アメリカ・アイダホ州にある公立図書館にて、110年以上貸し出されていた本が返却されたというニュースを、『Huffpost』『NBC news』などの海外メディアが報じている。1世紀分の延滞料金は、はたしていくらになっていたのだろうか。
■最後の貸し出しは1911年
アイダホ州の州都であるボイシの公立図書館では最近になって、1世紀以上貸し出されていた1冊の本が返却されたことが、大きな話題を呼んでいる。
この本はケート・ダグラス・ウィギン作の『レベッカの新クロニクル』で、1911年11月に最後に貸し出されて以来、110年間の旅から図書館に帰ってきたことになる。
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■保存状態は良好
図書館のスタッフによると本の状態は「極めて良好」で、110年以上前に貼られた図書館のものであることを表すシールが、そのまま背表紙に残っていたという。
貸し出しの日付が書かれたカードも判読可能な状態で残されており、おそらく本好きな人物によって大切に保管されていたのだろう。
なぜ今まで返却されなかったのかはわからないが、110年前に本を借りたその人物が今も存命である可能性は低く、何かの事情で蔵書の中に埋もれ続けていたのかもしれない。
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